岡山白陵中学校 岡山白陵高等学校

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学校生活

国際交流

ノーザンバレーハイスクールと交流

ノーザンバレー高校

国際理解教育の一環として,アメリカ合衆国ニュージャージー州にある,ノーザンバレーハイスクールと 提携して,交流を行っています。

同校は,木立があり,邸宅が点在する閑静な場所に立地しており,4学年1000名超の生徒が在籍しています。アメリ カ教育省が優秀な学校に授与する“Blue Ribbon award”(ブルーリボン賞)を受賞し,全米トップ100の表彰を受けた 学校です。毎年アイビーリーグへ進学する生徒を輩出していますが,クラブ活動も盛んで,中でもフットボールは強豪 として名を馳せています。

ノーザンバレー高校

具体的な交流としては,中学3年から高校1年にかけて,1〜2ヶ月に1度のペースで文通をしています。封筒の中には, 思いを綴った手紙をはじめ,可能な範囲で,自分の趣味や文化を象徴する小物なども同封して,親交を深めています。 中にはメールアドレスを交換して,個人的にメールのやりとりを楽しんでいる生徒もいます。クリスマスシーズンには, 通常の手紙に代わって,ホリデーカードが届きますが,それに対して,本校からは年賀状をお出ししています。年賀状は とても喜んでいただいています。

ノーザンバレー高校

また,人的交流も行っています。相手校からは,隔年で本校へお越しになります。今年は訪問いただく年となってお り,7月中旬に約1週間の日程で受け入れることになっています。

本校からは毎年11月に,10名前後の生徒が約10日間の日程で相手校を訪問します。滞在中はホームステイをし,ホスト の生徒と共に授業にも参加します。昨年訪問した際には,校長先生をはじめ関係の先生方やホストファミリーの方々を含 め,60名ほどの規模で,学生ホールを借り切って,盛大に歓迎のパーティを開いてくださいました。さらに,貸し切りバ スでニューヨークへ入り,国連本部・グラウンドゼロを見学する機会もいただきました。<そのときの様子はこちら

以下,昨年訪問した生徒のレポートの中から一部ご紹介します。

エントランス前にある受賞エンブレムでの,本校生徒とホストの生徒の集合写真

私は今回のプログラムで本当に多くの物を得る事が出来ました。それは友達であったり,日本では得られない体験や, 広い物の見方であったりと様々です。ここでは,私がアメリカ滞在中に体験した事や感じた事,学んだ事を書きたいと 思います。

まず最初の二日間,ノーザンバレー高校に登校した日の事について。

始めに感じたのは人種の多さでした。アメリカには「アメリカ人」というものはなく,一般的に「アメリカ人」と 呼ばれる人々は様々な国の人の血が混ざった人々で,私のホームシスターの子にも聞いてみた所彼女はロシアとイギリ スの混血だと言っていました。この人種の多さはアメリカが多くの移民を受け入れてきた事に由来するものだそうです。 またノーザンバレー高校では三割が韓国人という驚くべき事実も聞かされました。

次に,二時間目の始めに生徒,教師全員がその場で起立し,胸に手をあてて国に忠誠を誓う儀礼のようなものが毎日 ありました。このような国民に国への忠誠心を確かめるさせるような儀礼は日本では絶対に無いものなので,とても新 鮮に感じました。

学生ホールでの昼食の風景

授業の内容に関して触れると,日本の高校三年に相当する12th gradeの段階で,理科の授業では心理学のような,日 本の高校では扱わない事をやっている一方で,数学では私達が中学三年で習った事をやっているという状況でした。ま た日本と比べて特徴的だったのは,アメリカの学校で出される課題は生徒に自分の意見を求めるものが多く,知識や学 力よりも自分の意見が持て,それを主張出来る事が重視されている事でした。「この国では自分の主張を人に認めさせ る事が出来ないと人の上に立つ事は出来ない」と先生の一人も仰っていて,ディベートも盛んに行われていました。こ れは日本も見習うべき点だと思います。

日本文化を体験してもらいました。こちらは書道。自分の名前を漢字の当て字で書きたいという依頼が多かったです

また日本語の授業に参加させていただいた時,寮の事について何でもいいから話してと言われ,思いつくままに話す と,拙い英語だったにも関わらず皆真剣に耳を傾けてくれ,全員から何かしらの質問を投げ掛けられました。日本での 学校生活の中ではあまり感じる事のない,生徒の積極性を感じました。

次に,週末について。土曜日にはニューヨークのタイムズスクエア,日曜日にはモールに行きました。土曜日の観光 では,様々な食べ物の匂いが混ざったような,独特のニューヨークの匂いが印象的でした。また同じ日にブロードウェ イミュージカルMAMMA・MIAを見たのですが,日本のミュージカルよりも遥かにクオリティが高いのに驚かされました。 ショーの文化は世界に誇るべきアメリカの文化の一つだと思います。日曜日に行ったニューヨークのモールでは,その 規模の大きさに圧倒されました。

月曜日は国連,グランドゼロへの遠足で,この時が全日程を通して一番ホームシスター,ブラザー以外のNVOTの生徒 の人達と交流出来た日だったように思います。何人かと話していて感じたのは,日本のアニメやJPOPがアメリカでも人 気だと言う事です。日本語クラスの人はそれらにとても詳しく,出身国の違いが気にならない程親しく話す事が出来ました。

ノーザンバレーハイスクールで計画くださった遠足のうち,国連本部前での集合写真です 国連の中では,20名にひとり,専門の職員の方がついて,館内を案内してくださいました。詳細な説明があるたびに,生徒からは活発な質問が出ていました 国連本部の後は,グラウンドゼロへ移動しました

国連では,今までは文字の上で学んで知識として持っていただけだった,国連が行っている様々な地域への援助や 活動を展示の形ではあれど実際に目にする事が出来ました。またグランドゼロでは,石板に事件で亡くなった人々の名 前が刻んであり,私のホームシスターの親戚だという人物の名前を見つけてテレビの中でしか知らなかった事件が現実 に多くの犠牲者を出した悲惨な事件だったのだと実感しました。一緒に行っていた生徒の何人かに事件当時の事を聞い てみると,大体が「当時はまだ幼かったからあの事件がどのような物で何故起こったのかをはっきりとは認識していな かったが,周囲の大人達の反応を見てとにかく恐ろしいと思ったのは覚えている。」という答えが返ってきました。

最終日の朝,フェアウェルパーティを開いてくださいました。この日も,ウエルカムパーティ同様,お忙しい中,理事長先生をはじめとした諸先生方もお見えになりました

最後に,全日程を通してアメリカ人の人間関係に関して感じた事が二つあります。一つは,アメリカ人はかなり仲 間意識が強いという事です。私は今まで,アメリカ人は誰とでもざっくばらんな付き合いをするイメージを持っていた のでこれは意外でした。そして二つ目は,互いを気遣う何気ないやり取りがとてもあたたかい家族の雰囲気を作り出し ている事です。登校前の親子の抱擁等,家族内でも互いを思いやる心が感じられました。

今回の交換留学で私は,良い面もそうでない面も,アメリカの様々な面を知る事が出来ました。しかし一週間とい う短い期間滞在しただけなので,今回目にしたものが全てではないのだろうと思います。大学に入って再び留学する 機会が得られれば,絶対にもう一度行ってもっと深く,日本の外の世界の事を知りたいと思います。

夕刻,学生ホールで行われたウエルカムパーティでの集合写真です。本校生徒,ホストの生徒の他,最後列には,このプログラムを支援くださっている理事長・校長・教頭・学科長・日本語教諭の先生がいらっしゃいます

ホストファミリーは,今回初めて会ったのにも関わらず,本当に家族のようにあたたかく私を迎え入れてくれま した。最初,緊張でガチガチだった私に,もっとリラックスしていいよ,と声をかけてくれたり,英語が聞き取れ ない時にはゆっくりと話してくれたりしました。部活などで忙しいのに,それよりも,私と一緒にいる時間を優先 してくれて,私のためにいろんなところに連れて行ってくれました。ニューヨークに行った車中では,お父さんが 橋や建物の名前や,どんな層の人が住んでいるエリアなのか,などについて説明してくれて,とても勉強になりま 偶然避難訓練が行われました。月に1回,日時は知らされずに行われるそうです した。お母さんは,朝忙しい中,ベーグルやホットケーキを焼いてくれました。妹や弟もずっと私の名前を呼んで, 一緒に遊ぼう,と寄ってきてくれたのがとてもうれしかったです。そんな暖かい家族に支えられて,私はホームス テイを心から楽しむことができました。

学校でも,会う人会う人が,私にしゃべりかけてくれました。私が英語が堪能でないのがわかると,日本のアニ メやキャラクターの話など,私と共有しやすい話をたくさんしてくれました。そんな気配りのおかげで,私はすぐに みんなと打ち解けることができました。学校でもたくさんの友達ができて,うれしかったです。

パーティも終わり,いよいよ別れの時。ノーザンバレーハイスクールが用意くださったリムジンバンに乗って,>空港へ向かう直前の光景です

最後に,英語を学ぼうと思う気持ちをさらに強くもつことができました。最初は,相槌すら,打てなかったけれ ど,どんどん耳や口が慣れてきて,自然に英語でリアクションできるようになりました。1週間ほどしかいなかった けれど,ずいぶん成長できたなぁ,とうれしく思っています。それでもやはり,まだまだ思ったことが思った通りに 伝えられない場面もたくさんあり,悔しい思いをしました。でも,そうした経験が,もっと英語力を上げたい,と強 く思うことにつながっています。また,もっとうまくしゃべれるようになって,ホストの生徒が日本に来た時に, 英語でたくさん日本について紹介したい,という目標もできました。

このように,このホームステイを通して,貴重な経験をすることができました。今回学んだこと,感じたことを 胸にやきつけて,これから成長していこうと思います。最後に,こんな素敵な経験をさせてくれた家族や先生に感謝 したいと思います。

2011年11月

このような手作りの歓迎のポスターを校舎内の至る所に貼ってくれていました

理事長先生から歓迎のお言葉を頂きました

続いて校長先生から歓迎のお言葉を頂きました

日本語クラブの会長からも歓迎のお言葉を頂きました

それに対して本校の代表生徒が謝辞を述べました

パーティでは演奏によるおもてなしもありました

心のこもった素晴らしい演奏でした

本校の生徒も,それにこたえるべく歌って踊りました

パーティの最後には全員が一つの輪になって歌いました

パーティではこのようなケーキもご用意くださっていました

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